Balifornia’s blog

インドネシア移住、単身赴任生活。主にロンボク島とバリ島での生活情報ブログです。

ローカルの住宅視察 ロンボク島

この日はマタラム市内に完成した新しい住宅地を視察に来ました。

インドネシアの開発住宅地の多くは、ワンゲートシステムといって住宅地の入口にセキュリティーゲートがあり不審者の出入り等を防いでいます。と、聞きますが、いろいろな住宅地を見てもスルーっと誰でもは入れてしまう。笑。日本のように管理会社が入っているところはまだ少なく、村が独自に運営していて、居住者からの管理費の集金が滞り、セキュリティーの給与が確保できず、最終的にはゲートに誰もいない、という始末の住宅地をたくさん目にします。

しかし、ここの住宅地はしっかり作り込まれていて、そのまますぐに暮らすことのできるイメージができました。5年後、10年後の姿が気になりますね。

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PHOENIX RESIDENCE

各住宅に外灯とゴミ置場が設置され、芝生や植栽も綺麗に配置されています。敷地には車1台とバイクも駐車できるスペースがあります。販売価格はこんな感じ。

1階建 建物40平米/土地90平米 約500.000.000Rp(約400万円)

1階建 建物60平米/土地120平米 約700.000.000Rp(約560万円)

2階建 建物75平米/土地125平米 約880.000.000Rp(約704万円)

2階建 建物90平米/土地150平米 約1.220.000.000Rp(約976万円)

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PHOENIX RESIDENCE

インドネシアでは高級住宅の位置づけとなり、モダンな色使いとエレガントな佇まいが落ち着いた雰囲気を醸し、とてもいい感じ。 

ちなみに、インドネシアのローカル住宅の平均面積は、1階建は30㎡から60㎡の2LDK、2階建ては70㎡から100㎡程度の3LDKが主流。土地面積は80から100、150㎡といったところ。土地建物面積は、思ったよりコンパクトな印象ですが、日本と違い、容積・建ぺい率の制限が緩いようで、購入者は自宅の空地に増築して暮らすケースも多いようです。

家の構造はブロック造が主流で、玄関は内開き、床はタイル張り、網戸はほぼない、シャワーの給湯器がオプションであったり、小さな家はキッチンすらオプション、といった感じで日本の住宅とは全く異なる仕様です。

 

ロンボク島では、2018年にマグニチュード6,4の大地震が発生し、被災者35万人という深刻な被害を受け、多くの住宅が被害を受けました。2019年にも大きな地震による住宅被害があり、耐震性への関心は高いと思われますが、日本の建築基準からみると、現地のブロック工法では耐震性は決して安心できるものではありません。

私の勤める企業はデベロッパーですから、この辺りに注力して、安心できる住宅をローコストで提供できるよう、ビジネスを進めていかねばならぬと、試行錯誤しています。